青森県沖日本海北側と南側の2海域,洋上風力発電の「有望な区域」に選定
新エネルギー研究部門
―洋上風力に関する勉強会において本田所長が講演―
7月3日、国から再エネ海域利用法における洋上風力発電事業の実施のために指定する「促進区域」に向けての「有望な区域」(地元合意などの環境整備が進捗している区域)として、青森県沖日本海北側と南側の2海域を含む4区域が選定されました。洋上風力発電の機運が高まる中、7月7日に青森県沖日本海南側有望区域促進協議会が主催した「洋上風力に関する勉強会」が鯵ケ沢町山村開発センターに於いて開催されました。
協議会の会長である 福島 弘芳 つがる市長 から「有望な区域」に選定されたことの報告と挨拶に引き続き,地域戦略研究所 本田所長 により「洋上風力発電と地域」と題して,世界と日本の風力発電を含めた再生可能エネルギーの状況や青森県内の状況について講演が行われました。
また,都合により急遽欠席となった桐原教授の「漁業と洋上風力発電」についても,本田所長が代理で漁業者に対するアンケート調査の結果や発電事業者と地域・漁業者の共存・共生が必要であることを呼びかけました。
地域戦略研究所は「有望な区域」の選定にあたり,前身である北日本新エネルギー研究所が2017-2018年度の環境省「風力発電等に係るゾーニング導入可能性検討モデル事業」に青森県と共同提案を行い採択され,県のゾーニングマップ作成に協力し県が国に対して行う情報提供に協力を行ってきました。
今後とも地域に潜在するエネルギー資源による地域の活性化に関して,関係者で支援してゆきたいと考えます。