ウィンドファームつがる見学会を開催
令和2年8月21日(金)に大規模陸上風力発電施設ウィンドファームつがる(つがる市)の見学会を域戦略研究所と4月に設置された地域共創科学研究科との共催で開催し,地域戦略研究所,理工学研究科,地域共創科学研究科の学生13名,教職員12名,計25名の参加がありました。昨年の風車の建設現場や部品陸揚げの港湾基地などの見学会に引き続いての開催となりました。
ウィンドファームつがるは,日本最大規模の風力発電所で,つがる市の屏風山広域農道(通称メロンロード)沿いの南北約12キロに渡って設置されています。平成29年10月から建設が開始され,今年4月に商用運転を開始しました。発電容量は121,600kW(38基×3,200kW)で,青森県総世帯数の5分の1となる約9万世帯分の発電量が見込まれています。
見学会では,まずウィンドファームつがるを運営する株式会社グリーンパワーインベストメント(GPI)の担当者から建設過程の映像資料をもとに概要説明を受けました。再生可能エネルギー事業者として地域の産業として根差し,地域の理解と協力を得る必要から,地域の農業振興にも取り組んでいる旨の紹介がありました。また,参加者にはつがる市名産の取れたての甘くてジューシーなメロンが振舞われました。
市内には陸上大型風車が50基設置されており,内38基がGP Iによる設置で,一行は,12基の風車が林立する「南サイト」へ移動し,実際に風車を見ながら,発電の仕組みや風車の特徴などについて説明を受けました。その後,部品を陸揚げした津軽港へ移動し,深夜にメロンロードを通って部品を運んだことなど,建設当時の様子について説明がありました。
学生からは「実際に見ないと分からないこともあり,参加して良かった。」との感想があり,地域と共にある風力発電事業の意義を感じる,充実した見学会となりました。