このページの先頭へ

各研究部門からのお知らせ

青森風力エネルギー促進協議会の設立総会を開催

新エネルギー研究部門

2020.12.17

- 産学官金連携による地域プラットフォームの形成 -


挨拶をする本田教授

 青森風力エネルギー促進協議会は,地域戦略研究所が主催している「青森風力ネルギー研究会」の様々な活動を受け,地域の産学官金の連携のもと,風力・海洋エネルギー関連市場への参入をめざす青森県内企業に対して支援・育成に関する事業を行い,青森県域を核とする地域産業の振興及び雇用の創出に寄与することを目的とする特定非営利活動法人(NPO)の設立準備をして参りました。
 去る,11月11日に青森商工会議所において,当研究所本田明弘教授が発起人となり設立総会が開かれました。この設立総会ではNPO法人設立に必要な事項内容について審議され,満場一致で承認されました。
 今年7月には洋上風力発電の開発を先行的に進める「有望な区域」として,青森県沖日本海(北側,南側)が選定されており,今後再エネ海域利用法に基づく「促進区域」の指定が見込まれます。さらに,国内外で地球温暖化防止の取組が進む中,脱炭素社会の実現のために,洋上風力発電は将来の主力電源の1つとして位置づけられ,12月に政府は洋上風力発電の大幅な利用拡大に向けた導入計画を決定しました。官民一体となった洋上風力の産業競争力強化に向けた新たな政策展開の機運が高まっており,本協議会には産学官金連携による地域プラットフォームとしての役割が期待されます。
 本協議会の活動として,まずは講演会の開催,会員の募集活動や会員同士の情報共有を図りつつ,運営体制の確立を目指していきます。
 設立総会で決定した書類はNPO法人の所轄庁である青森市に申請され,1ヶ月の公告・縦覧及び審査による認証を経て登記を行い,特定非営利活動法人として設立することになります。

MENU